ここ最近はずっとスツールを作っていました。今月もあと
アナログライフのスツールを作ります。
単純に座るだけの道具ですが、それぞれ求められる役割によって形は全く違う物になりますし、身体と一番触れ合って身を預ける道具ですから、その人にあったそれぞれのものを気持ち良く使ってもらいたいといつも想いながら製作しています。これはオーダーメイドに限らず、定番のものでも そうです。
先日、同じ茂木町で木工をやられている
アビコトシロウさん が我が家へ遊びにきてくれて色々お話していた時に、「椅子って人が座っていなくても人の気配がするんですよね。」って言っていて、それを聞いてやっぱり人の為を思って作られているから人の気配がするんだろうなと思って妙に自分で納得しました。
身体で感じる直接的な感覚と、そして気配とか、目に見えない感覚的な空気感がちょうどいいっていうのが、今の僕の作りたい椅子というか好きな感じなんだろうなぁ。
もっと年取ったらそのへんの好みも変わってくるのかもしれないけど。
じーちゃんになって、「そんな座りやすい椅子なんか作ったって全然ロックじゃねーじゃろ!」とか若いのに無責任なこと言って、ザギザギにとんがってるけど無垢にこだわる椅子とか作ってるかもね(笑)