ご近所のうたし農園で、鶏をさばくワークショップをやるというので参加してきました。
うたしさんの飼っているニワトリが卵を産まなくなってきてしまったので、感謝をして、お肉として体の一部に生まれ変わって頂こうと、いただきますの意味を五感で感じて頂こうというワークショップです。
行く前は、頭の中では生き物が死ぬということはもっと遠くのことに感じていたし、鳥を解体するというのも、とてもグロテスクでマイナスな感情になるんじゃないのか、 子供が怖がらないだろうか、子供も自分達も結構ショッキングな感じなのかなとかいろいろ考えました。
でも実際体験してみると、生と死は遠いところではなく近くにあって、命を頂いて食べるというのはとても自然なことでとてもみじかに感じたし、ただただありがたく、大切においしく頂きますねという気持ちででいっぱいでした。
子供も肉を食べるときに、鶏さん喜ぶ?と言って食べていたので、なにも教えてはいないけど、経験をしたことでなにかを感じでくれていたようです。
僕は五十嵐大介さんの漫画が好きなんですが、リトルフォレストという漫画のなかで、
自分自身の体でさ
実際にやった事と
その中で自分が感じた事
考えた事
自分の責任ではなせる事って
それだけだろう?
そういう事をたくさん持っている人を
尊敬するだろ
信用もする
何にもした事がないくせに
なんでも知っているつもりで
他人が作ったものを
右から左に移している
だけの人間ほど
いばってる
薄っぺらな人間の
カラッポな言葉を
きかされるのに
ウンザリした
オレはさ
他人に殺させといて
殺し方に
文句つけるような
そんな人生送るのは
やだなって
思ったんだよね
っていう会話があって、読んだ当時はかなりささりました。
ちゃんと自分の言葉で話せるように、いろいろな経験をしながら身体と心で感じて、踏みしめて歩いていけるように、 普段そんなことなどを考えて生活したり仕事したりしていて、今日の体験はそんな想いを改めて家族で実感させてもらった1日でした。
普段、大切に可愛がって鶏を育てていた啓太郎さんと順子さんはいろいろな思いがあったとおもいますが、こういう機会を作ってくれたことに、家族みなとても感謝しています。
うたしさんありがとう。